抜粋内容

◯ 巻頭言
  「教育支援活動を積極的に」 副会長(東京)片岡敦子

【PDF】平成24年度の『要望書』を文部科学・厚生労働・総務の各大臣に提出

◯ 提言
  「三ツの提言」 副会長(東海北陸)大竹武士

◯ 平成24年度 常任理事、部員、委員等役割分担一覧
【PDF】副会長会の報告
【PDF】全国校園長会との連絡会

【PDF】総会記念講演「学校教育に期待する」 
  共立女子学園常務理事 辻村哲夫

巻頭言:「教育支援活動を積極的に」 副会長(東京)片岡敦子

副会長(東京)
片岡敦子

 今、深刻ないじめ問題を契機に教育をめぐり大きな議論が社会的に展開されています。教育に携わった者として、いじめ問題は心が痛みます。今回の論議の中では様々な課題があげられていますが、私が一番気になったのは、教員が、児童生徒の生活の実態・心の中の課題を本当に理解していたのかということです。報道では、教員・学校は実態を正確に理解していなかったと指摘されています。アンケートを取ってようやく実態の一部が分かってきたと言われています。実態が明確になりつつあることは良いことですが、教員はアンケートをとらないと児童生徒の実態を理解できないのかという疑問が残りました。

アンケートとは一般的には、直接関係を持たない集団の意向を調べるためになされるものと思います。学校での教員と児童生徒との関係は、毎日一緒に暮らし、喜び・悲しみを共有している人間同士の関係にあり、常日頃から実態は把握していると思うからです。インターネットで調べてみると国立教育政策研究所から「いじめアンケート」というリーフレットが出されていました。そこには「日々、児童生徒や児童・生徒の問題と向きあうことができるのが教師です」と書かれていました。

 教育課題解決には教師の力量が問われます。教員は「児童生徒の心や行動は変化するが、時間の経過と共に必ず成長する」という信念を持って指導をして欲しいと思います。また、「教員は常に児童・生徒と向かいあい、直接に語れ」とアドバイスしたい。何をどう語るかにはいろいろ手法がありますが、「教員は何より君の味方だ。絶対君を守るということを基本に、本心で語れ」と言いたいです。いじめは、友人の悩み苦しむ姿を見て、自分の不満を誤魔化そうとする行為で情けないことであることを、共に生きている人間として語ることが必要です。

 私は、長い間学校はユートピアであるべきだと思ってきました。ユートピアとは語源的には「どこにもない場所」です。この世の実態は決して油断ならないが、学校の中だけは、各自が思ったことを率直に語りあえ、親近感を基盤に組織として共通理解が形成され、秩序が維持されている場所でなければならないと思います。学校が抱える教育課題解決のため、退職校長会は教育支援活動を積極的に推進していきましょう。

巻頭言:【PDF】平成24年度の『要望書』を文部科学・厚生労働・総務の各大臣に提出

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提言:「三ツの提言」 副会長(東海北陸)大竹武士

副会長(東海北陸)
大竹武士

○ 東日本大震災より1年6ヶ月。復興への道のりは未だ遠く、学校経営の核たる彼の地の管理職の方々のご苦心は如何ばかりかと思われてなりません。このときに当たり、人と人との絆、地域と学校との結びつき等、連携と協働の重要さが今日ほど強く問われているときはありません。各県から被災地へ多くの支援がなされていると聞き及んでおりますが、更なる支援活動の充実が、息ながく、継続推進されていかれることを期待しております。そのキャンペーン、実行は全連退運動の振興強化にも適うと思うところであります。

○ 東海北陸地区退職校長会の継続的な課題は組織の充実活性化であります。このことは難題でありますが、各地区の退職校長会は草の根運動として独創的、個性的な実践活動を内包しているものであります。その地区組織の実質的振興は、議論ではなく実践活動によってのみ達成されていくものと考えております。地区内の実践活動の発見、紹介が会員の所属意識と結束力向上に資するのではないかと考えております。

○ 我が国の高齢化社会も、昨今は百歳時代ともいわれはじめる状況に入りました。人間らしい生涯を全うするについて議論も多いのでありますが、その百年の人生を人間らしく生きるという自己完結はまさに学習をおいて他にありません。退職校長の生涯学習とは己自身の生の充実のため、他と結び、地域に根ざし、相互に助け合うことを心に決めて生き抜く事であります。高齢化社会の最たる者として、その地の、誇り高き指標としての生き方を確立すべきであります。

平成24年度 常任理事、部員、委員等役割分担一覧

【PDF】副会長会の報告

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【PDF】全国校園長会との連絡会

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【PDF】総会記念講演「学校教育に期待する」   共立女子学園常務理事 辻村哲夫

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