厚労省は 11 月 6 日、認知症の予防や発症のメカニズム解明のため、2016 年度か ら、男女 1 万人を対象にした追跡を行う方針を決めた。

喫煙や食事、運動の有無といった生活習慣に加え、遺伝子型などの血液データも収集 する。認知症を発症した場合、どのように影響したかを探る。

こうした大規模な調査は初めてで、早期診断、治療に役立てる。

安倍首相が同日午前、東京都内の国際会議で表明した、認知症対策の「国家戦略」で 柱の1つとなるものだ。

調査対象は認知症を発症していない 40 歳以上の男女を想定、生活習慣を聞きとる ほか、血液検査で血糖値の変化や遺伝子型を把握し、発症リスクとの関連を調べる。

来年度中にも具体的な調査項目をまとめ、2016 年度から中長期にわたり実施する。

(厚労省HPから)