抜粋内容

巻 頭 言
「地域の中のひとりとして」  副会長 山下玄洋

【PDF】平成22年度の『要望書』を文部科学・厚生労働・総務の各大臣に提出
全国校園長会長より
・幼児教育の真価を発揮 全国国公立幼稚園長会 会長 池田 多津美
・志を高く掲げ力強く前進する校長会 全国連合小学校長会 会長 向山 行雄

平成22年度 常任理事、部員、委員等役割分担一覧
【PDF】副会長会の報告
【PDF】全国校園長会との連絡会
【PDF】総会記念講演  「江戸の伝統文化に学ぶ」 
江戸東京博物館館長 竹内誠 先生

巻頭言:「地域の中のひとりとして」  副会長 山下玄洋

全国連合退職校長会
副会長(九州地区) 山下玄洋

これからの教育について、「社会全体で子どもを育てる」ということが課題として提唱されています。

今このことがあらためて強調されていることは、時代の求めるところとして理解できます。そこには経済のかかわりもありますが、地域の教育力への期待が大きいと考えられます。

もともと地域で子どもを育てるということは、時代によって変遷はありましたが、それぞれの地域に継承されてきた日常的な活動でした。行政によるもの、地域住民の力によるもの、その並立もあり連携もありましたが、いずれも、子どもたちに世の中をたくましく生きる力をつけること、次代を担う使命感を育てることにあったと理解できます。

現在、各地方でも教育振興計画がすすめられていますが、継承した地域の教育力を活用することになると考えられます。

私たちは、教育行政や学校勤務に身を置いていた時に地域の教育力の恩恵を受けることが多々ありました。PTA活動では、地域からの援助や批判もありました。教育理念と世相のずれという課題もありました。いずれにしても、貴重な経験をしたと自認してよいと思います。

先年、会員の研修において、ノーブレス・オブリージュという提言をうけたことがあります。それは、私たちの経験と知識を地域の活動に生かすことを求めた呼びかけでした。地域の人びとの期待を代表するものと受け取りました。会員もその提言を真摯に受けとめ、あらためて、社会における自分たちの立場を考える機会となりました。

社会や地域といってもいろいろです。行政による区域もあり、学校区もあり、都市部に対して村落共同体もあります。今そのなかにあって、歩んだ道に新たな意味を感じながら回顧することの多い日々ですが、そこに蓄積された識見は地域の教育力を支えるものとなり、また、ある落着きをもたらしているように感じられます。

地域のなかのひとりとして、日常なんらかの役割をはたしているわけですが、同時に、子どもたちや若い親たちの姿に、元気や生き甲斐を貰うこともしばしば経験するところです。

【PDF】平成22年度の『要望書』を文部科学・厚生労働・総務の各大臣に提出

全国校園長会長より・幼児教育の真価を発揮
   全国国公立幼稚園長会 会長 池田 多津美

全国国公立幼稚園長会
会長 池田 多津美

全国連合退職校長会の皆様方には、日ごろより、全国国公立幼稚園長会の諸活動へのご理解並びに、篤いご支援を賜りまして誠にありがとうございます。

わが国の幼稚園教育は、明治九年に東京女子師範学校附属幼稚園が開園以後、百三十年を越える歴史を刻んでいます。そして本会も、昭和二十五年に結成以来六十余年、幾多の困難な時代を経て、幼稚園教育の充実・発展に力を尽くしてまいりました。

平成十八年に改正された教育基本法、平成十九年には学校教育法等の改正がなされ、幼児教育の重要性が広く国民に周知されたことは、私共幼児教育に携わる者にとりまして何よりの喜びでした。

しかしながらここ数年、少子化等の進行の中で、認定こども園の活用や幼保一体化の動きなど、就学前教育の多様化が進んでいます。また教育内容においても、生活習慣や生活リズム、体力・気力、規範意識、協同性等の育ちを促がす指導の工夫が求められ、小学校教育への接続が大きな課題となっています。

国公幼としましては、どのような社会の変化の中にありましても、未来社会を担う子どもたちへの確かで優れた幼児教育の提供、及びその質の維持・向上に全力を尽くすことが責務であると考えています。「人格形成の基礎づくり」としての教育内容の充実とともに、真に保護者や幼児の幸せを願った子育て支援や預かり保育、経営改善を目指した学校評価の推進等に積極的に取り組んでまいります。

貴会の英知と人脈、情報等をもって、更なるご支援をいただくことを願っています。

全国校園長会長より・志を高く掲げ力強く前進する校長会
   全国連合小学校長会 会長 向山 行雄

全国連合小学校長会
会長 向山 行雄

全国連合退職校長会の皆様には、各地域において学校の教育活動に多大なご協力とご厚情をいただいておりますことを改めて感謝申し上げます。

全国連合小学校長会は「志を高く掲げ力強く前進する校長会」として、今年度も活動を進めております。

四十年ぶりに教育内容を増やす新教育課程の全面実施を目前に控えております。教科書も平均して二五%厚くなります。子どもも大人もこれまで以上に多忙感が増すおそれがあります。

子どもと向き合う時間の確保のためにも人的条件を始め教育諸条件の整備は喫緊の課題であります。全連小では、そのために関係省庁への要望などを進めているところです。

私たち校長が志を高く掲げ、理想の教育を志向していくことで、その願いが周囲にも伝わり学校が活性化していくはずであります。志とは、夢と希望と目標であります。志を高く掲げるとは、校長自身が学校づくりのビジョンを示し、実現のための道筋を提示することです。道筋に課題があれば、それを解決する手だてを教職員に助言し、ともに取り組むことです。

私は、全国の校長が、互いに学校づくりの夢を語り、その具現化への方途を述べ合う土壌をつくっていきたいと考えています。そして、校長がもっと元気になって、学校経営にあたれるようになるようにしたいと思い各会員に呼びかけています。

全連退の皆様には、今後とも私たち後輩にご助言を賜れば幸いに存じます。皆様のご健勝とご多幸を心より祈念しています。

平成22年度 常任理事、部員、委員等役割分担一覧

【PDF】副会長会の報告

【PDF】全国校園長会との連絡会

【PDF】総会記念講演  「江戸の伝統文化に学ぶ」 
   江戸東京博物館館長 竹内誠 先生