抜粋内容

第48回 総会あいさつ 全国連合退職校長会 会長 戸張敦雄

祝辞 文部科学大臣 平野博文 様
(代読) 初等中等教育局視学官 西辻正副 様

祝辞 全日本中学校会 会長 三町章 様
(代読) 総務部長 細谷美明 様

【PDF】平成24年度 役員一覧
【PDF】綱領/宣言・決議
【PDF】平成24年度事業計画

第48回 総会あいさつ 全国連合退職校長会 会長 戸張敦雄

全国連合退職校長会
会長 戸張敦雄

本日ここに、全国連合退職校長会第四十八回総会を開会いたしましたところ、平野博文文部科学大臣代理、文部科学省初等中等教育局視学官西辻正副様をはじめ、日頃ご指導、ご協力、ご支援等賜っております教育関係諸団体の代表の方々、並びに、報道関係の方々のご臨席を戴き、錦上華を添えていただきました。

誠にありがたく、心から厚くお礼申しあげます。

我が国の政局は、来る、6月21日に第180通常国会の会期末を控え、重要法案山積の中、6月4日に、野田第2次改造内閣が発足いたしました。このことにより、マスコミの云う決められない政治、動かない政治からの転換が図れるか注目しているところでございます。

一方、国の教育行政の中心である文部科学省は、中央教育審議会における精力的な審議に基づく答申や、国立教育政策研究所の研究成果等を基に、グローバルな社会に適応し、さらにそれを推進する力を備えた日本の子どもの教育を目指した教育諸条件の整備・充実に向けて、着実に、課題解決と新政策の樹立等に努めておられ、頼もしく存じている次第です。

国会の動きが順調に復し、文部科学省関連の法案成立の見通しができるようになることを期待しております。

次に、東日本大震災から1年3カ月が過ぎようとしております。未だ、懐かしい我が家へ戻ること能わず、苦しい、不自由な生活を余儀なくされている被災者の方々に思いをはせるとき、胸に痛みを覚えます。

国として、一日も早い復旧・復興に尽力されていますが、その歩みにいっそうの速さを加え、被災者の笑顔がより多くみられることを願っております。この時に在って、全連退会員一人一人は、文部科学省のホームページに掲載されている「学校に関する情報」等を活用され、被災者支援に更なるお力添えを希望いたします。

今年度の全連退は、昨年に引き続き、本会の「使命」を旨に、設立以来約50年の伝統の中に、心構えを正して、「温故創新」、新しい道を拓いていくことを心に決め、平成25年度を目指して将来のあるべき姿を描き終え、基盤を強固なものにしていく方向に舵を切ってまいります。

そのため、本部総務部に
〇財務状況の健全化を図る会議
〇会務運営を見直し、新しい組織・機能の構築を目指す会議
〇会員の増加策を練り上げる会議を設け、その成果を得て、本部組織・機能のリニューアルをしてまいります。

このことと共に、申すまでもないことですが、全連退プロパーの諸活動、即ち、国の教育政策や教育課題解決のための要望・意見具申等をはじめ、会員や後進の福利厚生に係わる諸政策についてもその時々の状況を的確に把握し、対応・対処してまいります。

さらに、大学・高等専門学校を除く、いわゆる学校教育法一条校の学校のご意見、ご要望等をうかがいながら、その支援策を考え、微力を尽くしてまいります。

今年度も相変わらず、ご指導、ご鞭撻賜ることをお願いして、総会のあいさつといたします。

ありがとうございました。

平成24年 6月8日 第48回総会挨拶より

祝辞 文部科学大臣 平野博文 様
(代読) 初等中等教育局視学官 西辻正副 様

文部科学大臣 平野博文 様
(代読)初等中等教育局視学官 西辻正副 様

第48回全国連合退職校長会総会が、盛大に開催されますことを心よりお祝い申し上げます。

また、御出席の全国連合退職校長会会員の皆様には、長年にわたり学校運営の責任者として、学校教育の充実・発展のため多大の貢献をされ、現在もなお教育界の先達として御尽力いただいていることに対し、心から敬意と感謝の意を表します。

甚大な被害をもたらした東日本大震災からすでに一年以上が経過しました。この間、学校関係者の皆様に、子どもたちのため多大なる御尽力をいただきましたことに、心より感謝いたします。私も大臣に就任後、何度か被災地に赴きましたが、厳しい状況の中でも元気に学ぶ子どもたちの姿に接し、子どもたちの元気な姿が社会の元気につながることを改めて確信しました。この大震災からの復興に全力を尽くすとともに、次代を担う世代の育成に最大限の努力を傾けなくてはならないとの思いを一層強くしたところです。

また、東日本大震災を通じて、私たちは、人と人とのつながり、地域の絆の大切さを改めて痛感することとなりました。中でも、学校と地域との日頃からの緊密な連携・協力関係は、子どもたちの学びをより豊かなものとし、一人一人に「地域の一員」としての意識を芽生えさせ、「生きる力」を育てる上で大きな役割を果たすとともに、地域全体にも活力を与えるものとなっています。

こうした学校と地域の連携・協働が広く日本全国で展開されるよう、「地域とともにある学校づくり」の一層の支援に取り組んでいきたいと考えています。

また最近、登下校中の児童等の列に車が突入し死傷者が出る痛ましい事故が相次いで発生したことは、極めて遺憾なことであります。通学路の安全を含め、学校の安全を確保することは、安心して児童生徒が学習する上で当然のことであり、今回のような事故は二度とあってはならないものです。4月27日に閣議決定された「学校安全の推進に関する計画」を踏まえ、文部科学省としても、通学路の安全確保に関し、関係省庁と協力・連携してまいりますので、皆様におかれましても、教育委員会、警察、道路管理者などの関係機関と一層連携、協働して、通学路の安全点検や安全確保のための取組を行っていただくようお願いいたします。

より良い教育のためには、教育行政がその責任を果たし、各教育現場において、学校や家庭、そして地域の方々の参画を得て、地域の総合力を発揮していただくことが不可欠であると考えております。皆様の御理解・御協力を重ねてお願い申し上げます。

結びに、本総会が、所期の目的を達成し多大な成果が得られますよう御期待申し上げますとともに、全国連合退職校長会のますますの御発展と、御出席の皆様の御活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

祝辞 全日本中学校会 会長 三町章 様
(代読) 総務部長 細谷美明 様

全日本中学校会 会長 三町章 様
(代読)総務部長 細谷美明 様

本日は第48回 平成24年度全国連合退職校長会総会が開催されますことについて、心からお慶びを申し上げます。また、本会会長の戸張敦雄様をはじめ役員の皆様、関係者の皆様には、日頃から教育の振興についてご尽力をいただいておりますことに深く感謝を申し上げます。

まず、東日本大震災によって甚大な被害を受けた地域では、安定した教育活動の実現に向け、校長・教職員をはじめ学校関係者の献身的ともいえる懸命な努力があって現在に至っていると拝察いたします。しかしながら、未だに十分な教育環境といえない学校・地域があることも事実です。全日中としましては、今後も全国からお寄せいただいております募金の運用を図るなどしながら、被災地に対して可能な限り支援・援助を継続していく所存でございます。

さて、平成20年3月告示の学習指導要領は、昨年度の小学校に続き、中学校も今年度から全面実施となりました。10年前の今頃は平成10年12月告示の学習指導要領が全面実施の年でありながら、学力低下への強い懸念が世の中に渦を巻き、まさに嵐の中での船出でありました。それを思うと、今回、各学校は着実な第一歩を踏み出したものと受け止めています。

世の中はすでにグローバル化が進展し、知識基盤社会の時代にあります。「競争」と「共存、協力」とがともに必要とされる大変難しい社会です。このことを考えると、これからの時代を生き抜く子どもたちの育成を目指す、新しい教育課程の重要性を改めて強く認識し、着実に推進するという責任の重さを感ぜずにはいられません。

一方、教育諸条件の整備・充実に関してはどうでしょうか。中学校学習指導要領の全面実施に合わせた、少人数学級の実現や基本定数の改善がなかった義務教育費国庫負担金に代表されるように、十分な状況とは言えません。また、教育に関する課題解決の方向性に関しても、例えば教育の資質能力向上策に見られるように、そのときそのときの政治情勢によって変化している現実もあります。東日本大震災で被災した地域の教育復興への支援もまだまだ必要です。

全日中や全国連合退職校長会など教育関係団体は、教育の実践的専門家集団です。我々の役割は、教育に関する課題を整理・分析し学校教育に還元すること、またそうした課題について広く国民に理解を求めること、そして文部科学省をはじめ政府関係機関に意見具申や要請を行うことであると考えています。

先日、全国連合退職校長会教育憲章を読ませていただきました。とりわけ、平成23年度年間活動・研究報告につきましては、現職にある者として大変心強く感じました。私たち全日中も子どもたちの輝く未来のために、積極的に取り組んでいくことをここにお誓いいたします。ぜひ、皆様には引き続きお力添えをいただきたくお願い申し上げます。

最後になりましたが、全国連合退職校長会の益々の発展と皆様のご健勝を祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。

【PDF】平成24年度 役員一覧

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【PDF】綱領/宣言・決議

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【PDF】平成24年度事業計画

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