抜粋内容

巻頭言 さらなる復興を願って 
       副会長(東北)杉山紘二

提言:
・教育再生に期待する 
       副会長 (北海道) 西 寛
・什の掟~ならぬものはならぬ~   
       副会長 (関東甲信越) 岩佐喜一

【PDF】 東日本大震災犠牲者に捧げる「鎮魂の歌」を作成
       岩手県公立学校退職校長会
【PDF】 中教審報告 当面する二つの課題について

【PDF】 共済年金受給者団体会議に出席して

【PDF】 地方の会報誌より

巻頭言 さらなる復興を願って   副会長(東北)杉山紘二

全国連合退職校長会
副会長(東北)杉山紘二

千年に一度と言われる未曾有の大災害「東日本大震災」から2年余の月日が経ちました。その間、全国連合退職校長会をはじめ多くの都道府県退職校長会からの温かい義援金や激励のお言葉を賜り、改めて心より感謝申し上げます。

さて、復興元年と位置づけられた昨年でしたが復旧・復興にはまだまだ遠い道のりです。岩手・宮城・福島の被災3県の会員で今なお県内、県外を問わず避難生活を余儀なくされて、不便な生活をしておられる方々には慰めの言葉もありません。

さらには、多くの子ども達が仮設校舎や県内外の他校へと離散しての学校生活には心のケアを含め、より一層の支援が望まれます。

沿岸部の学校に緊急学校支援員として派遣された会員は支援活動を通して「子ども達を明るく元気づけたい」と頑張ってくださいました。会員の話の中で「我は海の子」の歌唱中に教科書を床に投げ、涙ぐむ子どもがいたとのこと。美しい海とともに育った子ども達が津波により失ったものがいかに大きかったことかと、胸に重くのしかかる思いで聞きました。

また、原発事故の汚染により多くの会員や子ども達が故郷に戻れない現状に心が痛む思いです。除染が遅々として進まない中で、福島県の子ども達の体重が増えているとの報道がありました。校庭や野外での運動不足が原因と思われますが、早急な解決が急がれます。

今、防災教育の見直しが各学校で行われています。より安全な避難場所の確保、通信が寸断された時の連絡方法、警報発令中の保護者への引き渡しのあり方などが検討されています。

退職校長会としても現職校長会等と連携を密にし、子ども達の命を守る手助けをしていかなければと思います。昨年の全連退総会で「東日本大震災等で甚大な被害を受けた学校や教育機関の一日も早い復旧・復興を図る……」の目標が承認され、文科省に要望していただきました。新政権が教育の復興・再生に向けて、万難を排して迅速に取り組むよう望んで止みません。

復興の言葉には、喜び・怒り・悲しみがあると聞くにつけ、みんなで支えあう絆と感謝をつけ加えたいと思います。

提言・教育再生に期待する   副会長 (北海道) 西 寛

全国連合退職校長会
副会長 (北海道) 西 寛

新政権が誕生し、経済再生の施策が次々と打ち出された。

金融政策、財政政策、税制の見直し等々である。同時に、東京外国為替市場の円相場や株価が敏感に反応した。これが一時的なものなのか、景気回復につながるのか、注視していきたいところである。

さて、経済再生と共に「教育再生」が話題になっている。総理官邸に「教育再生実行会議」が設置され、「教育は日本国の最重要課題。日本に生まれたことに誇りをもてる教育にする」とも主張している。

大学改革、教育委員会制度、六三三四制、学校週六日制等これらは中・長期的な見通しによる制度改革である。これらの改革が、制度を変えるだけの机上の空論に終わってはいけない。この改革が、教育の再生にどう結びつくのかを注視しなければならない。そのための道筋が見えるものでありたい。

直近の課題としては、「いじめ」や「教員の資質向上」「教員採用のあり方」等であろう。

部活動における体罰による生徒の自殺という痛ましい事件。体罰もいじめも暴力であることは言うまでもない。「いじめ」については、学校や各機関等でその防止策について取り上げるようになってきているが、文科省のより一歩踏み込んだ施策の提示に期待したい。

「教員の資質向上」の基本は研修の充実であり、学校での授業を中心とした研修のあり方、そのための管理職の指導力向上が望まれる。

体罰や言葉の暴力で抑圧する誤った教育から愛情をもって子どもに接し、着実に真の学力向上に励む教師集団であることを願うものである。

提言・什の掟~ならぬものはならぬ~    副会長 (関東甲信越) 岩佐喜一

【PDF】 東日本大震災犠牲者に捧げる「鎮魂の歌」を作成 岩手県公立学校退職校長会

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【PDF】 中教審報告 当面する二つの課題について

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【PDF】 共済年金受給者団体会議に出席して

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【PDF】 地方の会報誌より

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