抜粋内容
第47回 総会あいさつ 全国連合退職校長会 会長 戸張敦雄
祝辞 文部科学大臣 高木義明 様
(代読) 初等中等教育局視学官 太田光春 様
祝辞 全日本中学校会 会長 大江近 様
【PDF】総会報告
【PDF】平成23年度 役員一覧
【PDF】綱領/宣言・決議
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理事会報告
【PDF】平成23年度事業計画
第47回 総会あいさつ 全国連合退職校長会 会長 戸張敦雄
全国連合退職校長会
会長 戸張敦雄
本日全国連合退職校長会第47回総会を開会いたしましたところ、太田光春文部科学省初等中等教育局視学官はじめ、多くのご来賓の方々のご臨席を賜り、錦上華を添えていただきました。厚くお礼を申し上げます。
去る3月11日東北地方三陸沖を震源とする M 9.0の大地震と、それに伴って発生した大津波、さらに東電福島原発の事故、加えて、翌12日長野県北部を震源とする大地震と、我が国は正に国難ともいうべき災害に直面し、甚大な被害を被りました。この地震、津波により犠牲になられた多くの方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
全連退としては、三段階の対応・支援策を決定し、その実行に当たりました。
第一段階として、本部役員を中心に、被害の大きかった東北三県の退職校長会長へ見舞状と、ささやかですが義援金をお贈りするとともに、全国四九の退職校長会長あて、御地の実情を基に、東北三県の退職校長会への支援策を検討され、実行に移されるようご依頼申し上げました。各団体の諸々の支援活動に対してお礼申し上げます。
第二段階として、理事会、総会での募金活動を行います。皆様からの浄財はユニセフを通して子どもたちへ届ける手配をいたします。また、今次大地震で被災された会員からは全連退の年会費を頂戴しないことにしました。その結果、収入が約四%減になり、相当な緊縮予算の編成となりましたが、支出面の節減や工夫等によりこの危機を乗り切っていく所存です。
第三段階として、全連退の震災対応の総括、評価を予定しております。
次に、全連退会員の被災状況について申し上げます。岩手県では、会員の犠牲者十六名、避難生活をされている会員が七〇名との報告を、また宮城県では、会員七名が犠牲になられ、避難生活をされている会員は二四〇名との報告をいただきました。福島県は、浜通りブロックの被害が大きく、会員の安否、消息の調査・確認が不可能な状態とのことです。
全連退の使命(ミッション)について触れておきます。「使命」は「主体性をもって、校園長会を支援し、応援することを中心に据えた連合体(任意団体)」です。具体的に申しますと、「全連退設立の意図を継承し、①教育諸条件の整備・充実に資する世論を喚起し、教育の振興に寄与する。②会員及び後進の生活の安定、安心の担保に資する要望活動に努める。」とまとめることができると思料いたします。
義務標準法並びに地教行法の一部を改正する法律が、本年4月15日の衆議院本会議において全会一致で可決し、成立したことはご案内の通りです。今次の義務標準法は、「小学校一年生の学級編成の標準を三十五人に引き下げ、三十五人以下学級を推進する等を内容とする」ものです。このことは、全連退を含む、いわゆる教育関係二十三団体等による世論の喚起が国政を動かしたといっても過言ではなく、全連退の使命の一つである世論を喚起して教育の振興に寄与し得た証左と受け止めています。今年度も、小学校第二学年以上の学級編制の標準を早期に改正することを含めて、文科省等に直接全連退の要望を説明し、実行に移してもらうために努力をいたします。
結びに、私たち本部一同は、全国五十二団体の会員十万人の意を体して今年度も、諸事に誠心誠意対処し、全連退の将来像を想い描き、全連退の新しい歴史を創り、存在感(プレゼンス)を高めていく所存です。
(要旨)
祝辞 文部科学大臣 高木義明 様
(代読) 初等中等教育局視学官 太田光春 様
文部科学大臣 高木義明 様
(代読)初等中等教育局視学官 三好 仁司 様
第47回全国連合退職校長会総会が、盛大に開催されますことを心よりお祝い申し上げます
また、御出席の全国連合退職校長会会員の皆様には、長年にわたり学校運営の責任者として、学校教育の充実・発展のため多大の貢献をされ、現在もなお教育界の先達として御尽力頂いていることに対し、心から敬意と感謝の意を表します。
まず最初に、今般の東日本大震災で被災された関係者の方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
大震災から約3ケ月が経ち、復興に向けた動きも本格化していますが、今回の大震災の復興は、ただ元に戻すという復旧にとどまらずに、新しい夢のある社会をつくっていく、そういう復興でなくてはなりません。自然災害に対して強い地域社会をつくることはもちろんですが、非常時であっても秩序正しく、理性を失わない、そして何よりも人の絆を大事にする日本人の良さを大切にした人づくり、社会づくりを更に推進する必要があると考えます。
このような状況を踏まえ、文部科学省といたしましては、本年度第一次補正予算において、学校施設等の復旧や、被災した幼児・児童・生徒の心のケア及び就園・就学に係る経済的支援などに必要な経費を計上いたしました。今後とも復興・復旧に関する支援を迅速かつ的確に行っていきたいと考えております。
また、震災関連以外の初等中等教育を巡る主な動きとして、去る4月15日に成立した「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」が挙げられます。この法律によって、小学校一年生の学級編制の標準を35人に引き下げ、35人以下学級を実現することや、市町村が地域や学校の実情に応じて柔軟に学級を編制できる仕組みを構築すること等が可能となりました。文部科学省といたしましては、法律の趣旨・内容の広報・周知に努めるとともに、小学校二年生以上の学級編制の標準の改定や教職員配置について引き続き検討を進めて参ります。
より良い教育のためには、教育行政がその責任を果たし、各教育現場において、学校や家庭、そして地域の方々の参画を得て、地域の総合力を発揮していただくことが不可欠であると考えております。
皆様の御理解・御協力を重ねてお願い申し上げます。
結びに、本総会が、所期の目的を達成し多大な成果が得られますよう御期待申し上げますとともに、全国連合退職校長会のますますの御発展と、御出席の皆様の御活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。
祝辞 全日本中学校会 会長 大江近 様
全国校園長会長代表 祝辞
全日本中学校長会
会長 大江近 様
本日は平成23年度全国連合退職校長会総会が開催されますことについて、心からお慶びを申し上げます。
全連退の役員の皆様はじめ、会員各位には、日頃から教育の振興についてご尽力を頂くとともに、ご指導ご助言を頂いていることについて感謝を申し上げます。
まず、冒頭に、今般の東日本大震災における犠牲者の皆様に哀悼の意を表するとともに、被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。
全日中としては東日本大震災支援委員会を立ち上げ、見舞金を拠出するとともにアピール文の発出などに取り組んだところでございます。今後とも被災地に対して可能な限り支援・援助を継続してまいる所存でございます。
さて今年度から小学校において新学習指導要領が全面実施となりました。
中学校は来年度からの全面実施となります。
各学校においては、学習指導要領の趣旨を踏まえ、内容の変更や新たな授業手法の開発に取り組んでいるところです。
しかしながら、次から次へと打ち出される教育制度の改革のなかで、学習指導要領が適正に実施されるための人的措置や教材準備のための予算、教員の処遇改善など教育環境の整備が十分できているのか、このような課題を関係機関は理解できているのか、全国どこにおいても等しい教育環境が保障されているのか、はなはだ疑問であります。
例えば、30年ぶりの定数改善は評価するが、全国どこにおいても少人数学級の実施が可能な施策となっているのか、中学校の学習指導要領の全面実施に対応する中学校における定数改善が行われる可能性はあるのか懸念を表明せざるをえない状況であります。
私たちは、直接、現場で子供と向き合っている、実践的専門家であります。理論もあり実践もある教育のプロであります。
全日中や全国連合退職校長会など、我々、教育関係団体は、教育の実践的専門家集団であります。我々の役割は、学校教育に関する課題を収集・整理・分析し学校教育の充実のために還元すること、広く国民に理解を求めること、文部科学省をはじめ政府関係機関に意見具申や要請をすることであると思っております。
是非、皆様のお知恵をお貸しください。是非、皆様のお力をお貸しください。皆様のご支援のもと必要な意見表明を積極的に行ってまいりたいと考えております。
教育は人間としての価値を磨くことだと思います。
教育は人間社会をより平和で快適な社会として持続させるための極めて大切な営みであると思います。
教育を充実させ学校からの教育改革を発信していくのが我々の仕事ではないかと思っております。
最後になりましたが、全国連合退職校長会のますますの発展と皆様のご健勝を願い、挨拶と致します。本日はおめでとうございます
【PDF】総会報告
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【PDF】綱領/宣言・決議
理事会報告
理事会報告
日 時 平成23年6月7日(水)午後1時より
会 場 江戸東京博物館 一階会議室
出席者 正副会長、常任理事、理事、監事等 78名
司会・進行 総務 野口玲子
1、開会の辞
副会長 小嶋久人
2、会長代行挨拶
会長代行 戸張敦雄
●東北3県代表挨拶
宮城県退職校長会長 永山忠彦
3、理事会、総会の運営について
総務部長 入子祐三
4、平成22年度会務報告
総務部長 入子祐三
5、平成22年度決算報告・監査報告
会計部長 白石裕一
監事 佐藤重義
6、役員の選出並びに「宣言・決議
文」(案)作成
9地区の副会長による役員選出
委員会、宣言・決議文案作成委
員会を開催し作成
―そのため、理事会は暫時休憩―
◇ 再 開 ◇
7、会則の一部改正
8、役員候補者選出報告
役員選考委員長 太田 秀
9、総会の議長候補の選出
(四国地区)副会長 橋本正範
(中国地区)副会長 平岩 武
10、平成23年度「目標」(案)
並びに事業計画(案)
提案 各部長・委員長
11、平成23年度予算案
提案 会計部長 白石裕一
12、「宣言・決議」文案発表
文案作成委員長 大山 睦
13、その他
(1)出版図書に関して
事業委員長 木山美
(2)加入状況調査について
総務 野口玲子
(3)諸調査等の一括依頼
事務局長 徳永裕人
14、全連退の歌
「光かかげて」斉唱
15、閉会の辞副会長山下玄洋