1.東京五輪・前売り入場券の購入勧誘や架空?の投資話など
6年後の東京五輪の開催に絡んだ発売されてもいない観戦チケットの購入や架空の投資話を持ちかける詐欺ともいえる商法・手口が出始めました。国民生活センターでは、東京五輪を誘い文句にした怪しい商法が今後増えるとみており、「そんな旨い話はあるはずがない」と思って安直に誘いに乗らず、相手の会社が実在するか、投資話も本当か確かめ、警察などにも相談してほしいと呼び掛けています。

2. 事例
(1)開会式のチケットを販売するとして、大手旅行会社を装ったハガキが60歳代の女性宅に届く。別会社がチケットの高額買取を持ちかける。
(2)70歳代の男性は、「五輪開催で値上がりした」と保有株の売却を勧められ、手続き経費などで計約200円を払ってしまった。
(3)大手証券会社の社員と名乗る男が電話で「五輪の開催で値上がりする会社の株を、500世帯限定で買うことができる」と40歳代の女性を勧誘した。
(4)「五輪で不動産が見直されている。ファンドに投資すれば、かなりの配当金がもらえる」との勧誘電話が60歳代の女性宅にあった。

3.警戒すべきポイント
☯ 五輪関連のチケット販売は、2019年2月~3月発売が予想されます。
インターネットで購入受付ということですが、人気競技は抽選となるでしょう。第1次販売が終了後はコンビニなどで販売する予定です。  
☯ 儲け話は、この超低金利の日本にはないと思うくらいが丁度いいと思います。
騙す側は、あなただけとか、限定ものとかの殺し文句で、ターゲットの胸中をくすぐるのが常套手段です。決して単独で判断、行動をしないようにしたらどうでしょうか。
参考 : 国民生活センター、警察庁調べ