全国連合退職校長会(全連退)

設立 1965年(昭和40年)6月10日
Update 2014年04月10日
Renewal 2014年04月01日
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 会 長 挨 拶
 全国連合退職校長会
会長 入子 祐三 
本日は、令和元年度第55回全国連合退職校長会総会開催に当たり、全国各地から代議員・理事の皆様方にご参集いただき誠にありがとうございました。
 また、柴山昌彦文部科学大臣代理としてお見えいただきました文部科学省初等中等教育局主任視学官長尾篤士様をはじめご来賓のご臨席を賜り、総会開会行事に華を添えていただきましたことに心より感謝しお礼を申し上げます。
 さて、いよいよ東京五輪・パラリンピックが迫ってまいりました。オリンピック・パラリンピックの意義を再確認して、学校教育に生かし実現をはかる時がきました。とりわけ、日本人としての誇りと自覚を身につけ、国際理解と親善に尽くす心情を養う良い機会にしたいものです。また、開催国の一員として、恥ずかしくない行動をとってほしいと思います。教職OBとして支援の輪を広げる活動をしたいと考えます。 
 次に、学校における働き方改革を行いながら、新学習指導要領を確実に実施するという課題についてです。学習指導方法の改善が求められ、各教科の学習指導を「主体的・対話的で深い学びの実現」を図るものにしてほしいと言われます。簡単にできるものではありません。十分な教材研究をして、授業展開の工夫をしなければなりません。練り上げられた指導技術も必要になります。このようにみると勤務時間を超えてしまうことは必至です。これをカバーするには、アドバイザーの派遣や情報通信技術の整備等を進める必要があります。また、経営管理者のマネジメントによって、教員以外のスタッフ・地域人材の活用策の登用も考えねばなりません。教育向上のための支援や負担軽減のための協力を全連退として、地域の実情に応じて行う必要を感じています。
 また、新しい時代に対応した教育の在り方が課題になっています。到来するAIの時代を見据え、これからの教育の在り方について、総合的に検討すべきであると考えます。日本固有の小学校における学級担任制の授業体系から教科担任制の導入に関しての対応も迫られています。これも難しい課題です。
 そのほか、いじめや虐待に適切に対応するための方策や在り方など、教育環境をめぐる課題は山積しています。全連退としては、理事会・常任理事会・副会長会の機会をとらえて、各県会員の声をくみ上げ、要望や意見をまとめて関係機関へ提言したいと考えます。また、パブリックコメントの要請に積極的に応えていきたいと思っています。
 なお、第2の目標としている会員の福利厚生の拡充と福祉の増進に資する活動をも重視し、連合体としての諸活動を推進したいと考えます。
 だいぶ前になりますが、車内づりのポスターに「心に弦を持つ女性(ひと)よ」というキャッチフレーズがありました。「心に弦を持つ人よ」と呼び掛けているのです。私はこのキャッチフレーズに心を打たれました。「心に弦を持つ教師よ」「心に弦を持つ親よ」のように読み替えたらと考えました。いじめ、暴力、偏見、差別等の事案が多発する中、もう一度「心に弦を持って」と呼び掛けたいのです。「心に弦を持つ教師」「心に弦を持つ管理職」にと思うのです。全連退の会員の皆さん、心に弦を持った会員になりましょう。そして、会員同士の絆を強め、心に弦を持って教育の振興・充実に頑張っていきましょう。
 結びに、ご参会の皆様のご健勝をお祈りするとともに、会員各位のご支援ご協力をお願い申し上げ、挨拶といたします。

                

                            令和元年6月5日 第55回総会会長挨拶より